プログラマーになりたい。

プログラミングや写真や本や読書会のことや、日常のこと。

かえる印の三省堂ブログ

三省堂書店京都駅店のブログが、異様な充実ぶりなのである。しかも、見つけたのはさほど最近のことではないのだが、ちょくちょくとしか見ていなかったのだけど、それ以来コンスタントに新刊が紹介されつづけているようなのだ。いや、これはすごい。 店舗の棚…

読書メーター

「読書メーター」に登録してみた。 だまんさんの読書メーターところで、この「ぽよんっ」てなるグラフは、どう読むのだろうと一瞬迷う。なんで、ずーっと右肩上がりなの?と思ったら、累計だった。 なるほど…?

「雨にもまけず粗茶一服」がいつのまにか文庫化

松村栄子『雨にもまけず粗茶一服 (上・下)』 単行本は、見た目の厚さのわりに妙に読み応えがあると思ったら、なんと文庫は上下巻に…。 弓も刀もやる武家茶道の「家元」の長男が主人公。この若さまが、なりゆきで京へ出奔!(「一、若様御出奔の段」)するとこ…

僕僕先生

仁木英之/薄妃の恋 薄妃の恋―僕僕先生作者: 仁木英之出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 16回この商品を含むブログ (57件) を見る仁木英之『僕僕先生』の続編。 1作目のあの終わり方は、「おしまい」って感じがして…

こおろぎ

蟋蟀(こおろぎ)作者: 栗田有起出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (29件) を見るあのさ、どうでもいいんだけど、上のアイテムを入れようとして「蟋蟀」(こおろぎ、と読む)って検索したら…

おお、恋愛もの読んでるじゃん!

福田栄一/晴れた日は、お隣さんと。 晴れた日は、お隣さんと。 (MF文庫ダ・ヴィンチ)作者: 福田栄一出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2008/06/21メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (13件) を見るうん、福田栄一のつ…

すがすがしいマザコン

芦原すなお/野に咲け、あざみ 野に咲け、あざみ作者: 芦原すなお出版社/メーカー: 作品社発売日: 2008/10/09メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る作家の実母「律子」が主人公。作家による「三男」とは一応少しず…

学校のこと

偶然見つけた本。青い光が見えたから 16歳のフィンランド留学記作者: 高橋絵里香出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/03/16メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 35回この商品を含むブログ (16件) を見る著者は、童話ムーミントロール(ムーミン)シリーズの…

げ、5冊…。

うっかり取りにいくのをわすれていたら、積もり積もった予約の到着分が5冊。げえ…。 しかもきょうは17時まで…。あしたは休み…。ぶー。https://www.library.city.koto.tokyo.jp/csp/kotw/cal950.cspつうか、ここで本のことをがんがん書いているわりに、なんだ…

うつに慣れると、症状が単純になる?

一旦マイナスのスパイラルへと没入し、それからぽこっとずれて抜ける経験をすると、なんとなく見極める目がよくなる気はする(癖は治らないが)。最近の話ではないので、あまりディテールの比較はできないけどね。 うつとのつきあい方になれる。というのは、「…

適度な文芸賞

第30回野間文芸新人賞は津村記久子さん(30)の「ミュージック・ブレス・ユー!!」(角川書店)、第46回野間児童文芸賞は工藤直子さん(73)の「のはらうた5」(童話屋)。 町田康「宿屋めぐり」が野間文芸賞を取ったらしい。というか未読なのです…

はげしく同意、ではなく、はげしくどうでもいい気分

そういう気分は、よくわかる。一方的にですが。いや、うつにもいろいろ方向性があるみたいなんですが、その方向が、近い匂いがする。ヒロイックには、死なないところも。超人計画 (角川文庫)作者: 滝本竜彦,安倍吉俊出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/0…

つるはしでがんがん削るしかないもの

戦場のガールズライフ作者: 吉川トリコ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (10件) を見るつるはしでがんがん削るしかないもの。自意識。 「由美」という登場人物が、そうやって多少変化したというエ…

危険な作品

白坂愛/珈琲牛乳 珈琲牛乳作者: 白坂愛出版社/メーカー: 金の星社発売日: 2008/09メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (1件) を見る不安定な精神をとてつもなくリアルに描いているという点では、すごいのだが、アフターサービスがない。 「…

精神的リストラクチャリング

アカペラ作者: 山本文緒出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 25回この商品を含むブログ (42件) を見る山本文緒の「復帰作」。今でいうラノベのような感じがあった初期、独特の重さがある中期。その後は、どうなるの…

千代田図書館が、夜10時まで開いてるらしい件

あなたのセカンドオフィスに。もうひとつの書斎に。平日夜10時までご利用いただける、いままでにない"図書館"です。 などというあおり文句からして、すでにただの公共施設の枠を超えております。なんかのコンシェルジュとかのサービスかよ。いや、RFIDな新書…

市民オケはロシア語の夢を見るか

日記のタイトルは気にしないでください。なにも思いつかなかったので。オケ老人!作者: 荒木源出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見るなんだか、「ほのぼの」一辺倒なのかと思…

ホラーかと思ってた…

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)作者: 乙一出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2002/04メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 337回この商品を含むブログ (440件) を見る乙一はホラーとミステリの作家だとばかり。この作品に関して言えばミステリではあるけ…

黄色い目の魚、再読。

黄色い目の魚 (新潮文庫)作者: 佐藤多佳子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/10/28メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 145回この商品を含むブログ (168件) を見る佐藤多佳子『黄色い目の魚』は今まで読んだ中でいちばん印象的だった本のひとつになってい…

どんな顔して触れたらいいんだ

桜庭一樹『荒野』を読んだ。荒野作者: 桜庭一樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/05/28メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 85回この商品を含むブログ (199件) を見る「荒野」という少女の、12歳から16歳までの変化を描いた物語。「少女」なんて、た…

ふりまわし、ふりまわされる人々

ばす作者: 山本甲士出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見る『ばす』はブラックバスの「バス」。農業用水の貯水池としてつくられたらしい、ひょうたんのような形の池が舞台。 釣り…

ばかもの

ばかもの作者: 絲山秋子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/09メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 32回この商品を含むブログ (94件) を見る絲山秋子は不思議だ。これの冒頭とか、なんとなく「おっさん」のエロさだと思う。エロ本的・AV的なエロ。 でも、…

匿名性と良心

まず、前にmixiの方には書いたかもしれないので詳細かかないけど、ネット上において、実名とハンドルネームの差はさほどないはず。なぜなら名前を出すことで信用が担保されるとしたら、名前と結びついた人間関係があるからだ。だから、重要なのは「名前と結…

上品にエネルギッシュな人々。

椿山課長の七日間 (朝日文庫)作者: 浅田次郎出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2005/09/15メディア: 文庫購入: 35人 クリック: 827回この商品を含むブログ (153件) を見る正直、この表紙のイラストは、主人公を描いているんだとしたら年寄りくさすぎる。こ…

「ライブラリータスクフォース」の顛末

話題の「図書館」シリーズ、ついに完結。 …は、してたけど、これで別冊も込みで、シリーズ大円団な感じ。別冊 図書館戦争〈2〉作者: 有川浩出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/08メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 52回この商品を含…

あたまが良くて、楽観的で

垣根涼介/借金取りの王子を読んだ。 借金取りの王子作者: 垣根涼介出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/09メディア: 単行本 クリック: 7回この商品を含むブログ (40件) を見るあー。なんて悲壮感がないんだろ。本気でいやなやつは出て来ないからか(完璧に嫌…

聖か俗か

トンスラ (幻冬舎文庫)作者: 都築浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/09メディア: 文庫 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見る主人公の完璧で徐々にエネルギーを失ってゆく日常を突如としてやぶる「ヤブ」。ヤブは破壊しない。はじめから破綻…

「生き残った意味が分からない」(内田樹)

これよんで、いろいろ引っかかったけど、どう共感したかとか、ぜんぜんまとまってないので、引っかかったとこをとりあえずほぼ全部引用してみる。括弧とかつけてないですが、とにかくぜんぶ引用してみる。タイトルは、その引用の中でも感覚的に一番実感があ…

上司を説得するのとベンチャーキャピタル口説くことの違いは何か

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/03/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 29人 クリック: 4,720回この商品を含むブログ (429件) を見る技術畑とか企画畑において、上司に掛け合っ…

絲山秋子さんの日記によると新作が発売中だそうです

絲山秋子さんの日記:絲山秋子 -OfficialWebSite-はFeedが3種類あるという各方面にやさしい仕様。ただ、全文掲載はAtom: http://www.akiko-itoyama.com/diary/?feed=atom だけなのでGoogle Readerなどでリンクを飛ばずに読む場合は注意です。ところで、そこの…

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