垣根涼介/借金取りの王子を読んだ。
- 作者: 垣根涼介
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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で、なぜか連想されたのが、浅田次郎、池永陽、そして山本一力。さいきん読んだやつで、こういうストレスが出てくると言えば…ということなのかな(?)。こういうってのはつまりヤクザ。あるいはヤクザっぽい方向性の格好のつけ方というか。ロマンの方向がにてるんだろうか。
ヤクザっぽいっていったら絲山秋子もヤクザっぽいし、カーマニアな描写があるけど、あれとこれとはちょっと違う。おれが絲山作品に感じる「ヤクザっぽい」だと、「死ぬ気で」じゃなくて「死にたい」あるいは「死んじゃった」、ただの「死亡」になっちゃう。
もとへ戻って、まず誤解をとかないといけないんですが、本作にヤクザは出てきません。人も死にません。ただレギュラーの登場人物たちやストーリの転がり方に、山本一力の描く江戸時代のヤクザとかその物語とかと、近い雰囲気を感じるということ。
ああ、あとね、
- 作者: 藤井建司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/08/29
- メディア: 単行本
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