だまんです。

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大槻ケンヂ「グミ・チョコレート・パイン」

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G-TOOLってのがはてダでアフィリするにはよさげな感じかなぁ .

っていってたので、やってみる。

グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
大槻 ケンヂ

4041847079
角川書店 1999-07
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ふつうのバンドをあつかった小説と違う。まず、ぐだぐだからなっかなか立ち上がらない。あと、痛い。 なにしろ、語り手(主人公)はバンドにいかせる才能がない。最終的にどうなるかはともかく、2巻目はとくに受難。主人公にとって「バンド小説」ではないことが確定してしまう。本気かよ、と。しかし、3巻目では何度も急転直下で取り巻く物事がばたばたばたと動いて、走馬灯のようにして決着へ向かう。
超大作だった。1巻目と3巻目の刊行のずれもすごい。10年くらいある。それでも完結させたというのは、それだけこのモチーフへ執着があったのだと感じる。実際に語られるのは高校生の部分だけなのに、文体の変化、ストーリーの変化に、どうも著者の半生が反映されている気がして圧倒されてしまった。
グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫) グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)


あと、解説の滝本竜彦がしつこいくらいに「でも、やるのは自分」だと強調してるのだけど、これは高校生だったときには読んでもわからなかっただろうと思う。実際、1巻目と3巻目でのストーリー展開を比較すると、オーケン自身が明らかにそういう「実際にやること」の重要さを実感しているのではないかと思った。

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