なんだかみなさんおっしゃってますが、なにがなんだか、わけがわからないうちに陰謀と軽率さと生まれついての無鉄砲で、気づいたらももんが Advent Calendar 2012の記事執筆を引き受けてました。
この記事は12月17日分です。
(で、当日になってもネタが思いつかないのでふて寝してて、すみませんいま夕方なんですが、ふて寝するのをやめてやっと書き始めました。)
このままだと
「偶然にも、ももんが Advent Calendar 2012という企画で『なにがなんだかわからない、存在理由の推し量り難い記事』を書くことになった俺たちは……。」
とかなんとかいう不条理劇に巻き込まれ、27年の短い生涯だった(ちなみに、きょうが誕生日なので、みんな祝え)……ってなっちゃうので、早くなんかアップしないとやばい!のです。さあ何書こう。
首謀者によると
ももんがをHackするのであって、コンピュータをHackするのではない(〃l _ l)
コンピュータの得意な方は、コンピュータともももんがと関係の無い事を、コンピュータの得意でない方は、ももんがとは関係無くコンピュータに関する事を書きましょう。ももんがと関係の無い事は、要するにももんがに関する事です。
ということで、ようは何書いてもいいと解釈したんだけど、とはいえこれってアドベントカレンダーなんだよね。
アドベントカレンダーって、平たい箱のフタにビンゴみたいな感じでミシン目がついた日付が並んでて、毎日、穴をあけるとなんかこうぽろっと小さい人形とか、小瓶に入った香水みたいなプレゼントが出てきて、へー……ってやつですよね。ちょこっと読んで楽しめるようなのがいいんだよね。でも、ぼくってそういうの不得意なんだよね。
どうしようかなあ……。と、いま小一時間考え込んでたんだけど、僕に紹介できるネタなんて最近読んだ小説くらいのもので、まあ正月に暇があったら長ーーいSFでもいかがかしら?という感じでコニー・ウィリスのタイムトラベルものとか紹介しようかしら。
ほんとは「ブラックアウト (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)」っていうやつがいいかなって思うんだけど、これ、まだ完結してないんだよね。(完結編、原著は出てるらしいけどね: All Clear)
オックスフォードの学生がタイムトラベルして、なんだかみなさん人の話を聞かないキャラクターばっかりで、ヴィクトリア朝のイギリスで右往左往するという。SFなんだけど、時代劇っぽい感じでヴィクトリア朝の貴族連中のバカバカしい生活が細部まで書き込んであって面白いですよ。冗長だし、人の話を聞け!って感じでだんだんイライラしてくるかもしれませんが……。慣れですね……。
個人的にはこういう、都合が悪いところへは行けないっていう、タイムトラベルの設定は見たことがなかったので、なるほどーって感じでそこも面白かったです。
(タイトルはボートの三人男 (中公文庫)という名作から採っている。作中にもそのネタが少しでてくるけど、知らなくても問題ない)
一応これがシリーズ2作目かなんかなので、そういう読む順番とか気になる方は「ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)」「ドゥームズデイ・ブック〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)」とかから読むとよろしいかもしれない。
あ、SFじゃなくて、ミステリというかアクションというかスパイものというか……だけど、njslyrみたいな変な日本と中国が出てくるドン・ウィンズロウの「サトリ (上) (ハヤカワ文庫NV)」「サトリ (下) (ハヤカワ文庫NV)」もなかなか長くていいですね。まだ足りないという方には、やはり同じ著者の(ふつうの)スパイものである、「フランキー・マシーンの冬 上 (角川文庫)」「フランキー・マシーンの冬 下 (角川文庫)」も追加でいかがでしょうか。
このくらいあれば正月は乗り切れるかな?
と、いうわけで本日は「長ーい海外エンタメ小説」のご紹介でございました。
みなさまの寝正月のお供にどうぞ。
と、まあそんな感じで、お許しいただこうかと思います。
あすは@ayafmyさんです。
お後がよろしいようで。
Merry Christmas!