- 出版社/メーカー: ソニー
- メディア: エレクトロニクス
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Wi-Fi機能に関しては、「一応つけてみた」って感じ。
外で、スマホから写真付きでブログやTwitter、Facebookを更新しないといけないようなシーンでは、まあ役に立つだろう(iPhoneとは従来はつなげなかったんだから)。ただ、それだけだ。他の用途が思いつかない。僕は写真はFlickrとかにまとめて上げたいのだが、そういうのには向いていないと思う。
Canon S120はまだましで、Wi-Fiがつながるところでは、一応、スマホから操作して、いきなりFlickrまでアップロードできるらしい。でもそれだって面倒くさいのに、それと比較しても、よりいっそう使えないWi-Fi。
タッチパネルがない
あと、S120のがUIの細かいところがよくできている。しかもタッチパネル。一方、残念ながら、RX100M2にはこれだけたっぷりした設定項目があるのにタッチパネルがついてない。
ダイヤルが2つあるけど、半分手動で撮ろうとすると、いま何がどっちのダイヤルに割り当てられているのかわからなくてイラっとするのだ。完全に自動で撮るなら問題はないと思うが、僕みたいな半可通にとっては問題がある。
まあ、UIは好みや慣れの要素も大きいわけだけど(今までSonyやMinolta系のカメラは触ったことがなかったんです)。
もちろん、RX100シリーズ自体は悪いカメラじゃないと思うんですよ。スペック表や画質だけなら、圧倒的にS120を明らかに上回ってるわけで。なにせセンサが1型と、コンデジとしてはでかい。
ただ初代ではなく、あえて現行のM2を買った意味はあったかというと、うーん………って感じ。その点はちょっと後悔している。
なにせ、
- 2020万画素(有効画素)、通常:ISO125~6400に対して
- 2020万画素(有効画素)、通常:ISO160~12800、裏面照射型CMOSと、
センサのスペックがどっちもあんまり変わらないんだよね。裏面照射型CMOSかそうでないかという違い。一般的に裏面照射型のがISO感度を上げやすいといわれているんだけど、なんか飽和しやすい(逆光などで明るいところが平面的になったり?)とかいう噂もあってM2のセンサはネット上で大絶賛というわけでもない。まあ、信号処理するプロセッサは新しくなっているのかもしれないけど。
でも、買っちゃったし、くやしいので(?)、当面はがんばってこのRX100M2だけ使うようにすることにした。こないだなんて、がんばってWi-FiでiPhoneに転送して、iPhoneからTwitterに投稿してみたりもしたよ!(ただ、やっぱりめんどくさくて非常手段という感じをぬぐえなかったけど。)
まあでもせっかく両方あるので、そのうち比較記事でも書こうかな……。(現在、一度に1台しか持って歩いていないので、RX100M2とS120で同じ被写体を撮った写真がないんですよね。)
動画ではS120に圧勝する
S120がFull HDで24pというフレームレートしか出ないのに対して、こちらは60pも選択できる。運動会とかをFull HDで撮影できるというのは強いだろう。
ちなみに、使ったことがないのだけど、スペック表を見る限りでは、動画撮影機能は音声入力がないことをのぞけば、同世代の一眼レフ並みの高性能だ。解像度は最大Full HD(1920px×1080px)(いわゆる2K)、フレームレートは最大60p(=60fpsプログレッシブ)で、記録はAVCHD。1080p 60fpsともいう。
これは、解像度がBDと同じで、フレームレートはBDの倍である。
コンパクトカメラにこんなもの(60p)載せても、家庭用プレイヤで再生することを考えると使わないだろうと思わないでもないが。まあ、そういう時代なんでしょう。
ちなみに2Kは「映画並み」といわれていて、一説によると、24pで2Kで撮ると理論上は35mmフィルム、つまり通常の映画くらいの解像度と動きになるのだという。実際に、映画館のデジタルの映写機は2Kか4Kであるそうだ。このカメラの1920px×1080pxというサイズは、ちょっと2Kより小さいが、ほぼ同じなので、理論上は映画館のスクリーンのサイズに伸ばしても大丈夫な解 像度があるということになる。理論上だけど。
だから、もしかしたら自主制作映画とかそういう方面の方で、EOS Kissでも大きすぎるという場合はよいのかもしれない。でも、フォーカスがアレだし、音声入力が専用の別売マイク(ガンマイク・ステレオマイク)しかないのはきついと思うけど。