定款が出てきた
前回の記事を書いた翌日くらいに代表者から連絡があって、定款が出てきたそうで持ってきてくれました。あと、登記事項のPDFデータを300円強で買えるサービスがあって、そっちは買いました。
当社の定款の特徴としては
ということであります。
監査役は意外だった。むかしは義務だったんだっけか? いや、あれか、株式会社(設置が義務)になる可能性を考えたか、銀行への印象を考えたんだろうか。
そして、さすが特例有限会社。見たら、旧「社員」の登記から引き継がれた「取締役」データに親よりさらに1世代上のよぼよぼな方が混じってて、おーさすが……ってなった。
旧有限会社のころから、定款に定めがないと任期が「亡くなるまで」「辞めるまで」になっちゃうんですよ。株式会社は最長でも10年に1度は「重任」の登記が必要なんだけどね。それさえ必要ないから(それが特例)、どれだけボケようが、よく亡くなるまで忘れていて、うっかり消し損うらしいですよ(亡くなっても、登記の本来の期限の2週間以内に思い出すかどうか……)。
これはさすがに、抹消するということで合意。
あ、プラス1、マイナス1で、なんだ、帳尻があうじゃない(定員2名なので)。
取締役の規定ってふつう、2名「以下」とかにするものかと思ったんだけど、一体どういう経緯だったんだろうね。だって、この役員が仕事したとは思えないんですよね。うちの会社職人仕事だし、総務だってわざわざうちの母を経理に雇ったりしているんです。「取締役」の上に「代表」をくっつけるだけの意図だったのかな。
それはそれとして、どうやら代表は退くつもりはなくなったそうなので、「登記すべき事項」が1つ減った。代表取締役が代表取締役のままだと書類がいくつか(互選書、定款、印鑑証明)いらなくなる。
以前僕は代表者に、
「目的の登記さえ変更してもらえれば、僕はただの社員としてやとってくれればいいんだけど」と言ってみたんだけど、なぜかそれはダメらしいく、それなら「簿記もってる○○(いとこ)のが役に立つ」と言われたのだ。
たぶん「雇う」意味を誤解されたのだろうが。
だって、役員でも従業員でも、どうせ別に給料払わないんだから(というか事業ごと別会計にするつもりなので)どっちも変わらないと思うんだけどなあ。実際、社長になって人を雇うことになると違うのだろうか?
というか、そもそも「目的の変更」だって、やらないで大丈夫な気もするんだよね。銀行からお金借りている話は聞いてないし、外から見ていても今はもう、そういう量の設備投資なんてしてないんだから。
当初は「会社の名前、貸してくれませんか?」って話だったんですよね、Apple向けに。
ただ、「目的」は変更しないとダメだということで。ついでに、僕の役員変更も発生してしまい。
そういうわけで、登記申請が2本も発生してしまったのです……。
Apple様にお布施するのはしょうがないとして、個人契約だといろいろ難しいんですよ。2人以上のグループでの開発がしたいので。
まあ、はじめてしまったことはしょうがない。最後までやります。