おそまきながら、見ました。アニメの、のだめ巴里。
オ、オケ全体のシーンが動いてるよー!
(初回のシリーズではパートごとの場面だけ3Dだった。)
「実験的」なので、進化するらしい。
そして、指揮者が指揮した!
多少予算が増えたか、コストが下がったのだろうか。前のはアニメのくせに、あっちこっち紙芝居のような静止画だったのだ。例によって「ノイタミナ」枠なので、予算の振りわけとかも実験的なのだろうと解釈してたけど。
実際、エンディングに
・早大理工
と、なんとあの(高専生にだけよくもわるくも超有名な)
・豊橋技科大(!)
の、それぞれどっかの研究室が「技術強力」でクレジットされた。びっくりした。やはりモーションキャプチャ関係だろうか。前回のクレジットはちゃんと覚えてないんだけど、今回からの参加だと思う。もしかしてただ働き要員がいるの分コストカット?というのはさすがに深読みが過るか…。
ただ、なんとなく、まえよりも細かいシーンをはぶいて筋が簡略化されてる印象。がんばって飛ばしてるなあ…と。まあ、実際原作の進行がどんどんスピードダウンしてるから、最近の刊行分まで追いつこうとするとこうなるのだろう。たしかに原作は、ストーリーの方向が定まるまでのイントロ期間がが長い。より最近の部分のが「重要」な感じがあるから、まあ、やるならそっちまで描きたいんだろう。だから、しょうがないけどね。
あと、これも結局同じことなんだけど。伏線になるような地味なコマをちょこちょこ切るせいで、ちょっと説明的になりすぎてる。
もう、消すなら、いっそのこと1冊分ぐらいまとめてすっとばせば、すっきりしていいのに。技術的には実験的なくせに、そういうところで、ちょっと慎重になりすぎているのがもったいない。
あとね、それとは別に、個人的にはパリに行った後の部分は、いっそう「音楽の魔力」が力強くなっていく。それが重要なテーマであり解決になっていると考えていたので、ちょっとそこの解釈は当てが外れた。もうちょっと意味深(意味不明)な感じだったら、つまりもうちょっとゆっくり描いてあれば、いろいろな解釈ができる分、こういう不満はなかっただろうと思う。
おれとしてはアニメの続編が放映されることは、無条件に嬉しいのだけど、しかし、もっとしっかりせんか!と思ってしまったのもまた事実なのです。