すっごい地味な辞任だ。すっごい普通だ。
ふつうは、うんざりするほどマスコミが「やめろ」というバッシングをし続けて、「もうどっちでもいいからニュースを見たくない!」と思うような時期まで辞めないじゃん。
まともっちゃまともだ。民間企業の社長辞任ぐらいのあっさりしたタイミングだもの。「福田首相が突然の辞任を表明」とかいってるけど、民間だったら別に「突然」ではないと思う。
ただ、せっかく、やっと多少は、自民にしてはまともそうな顔が首相になったと思ったのに…。あーあー…。残念だなあ…。
なんか、でも、まともなままなら辞めるだろうし、辞めなかったらまともではいられないんだろうとは思う、残念だけど。
しかし、まるで官僚の顔だ、この顔は政治家じゃないだろう。とは、前から思ってたけど。めずらしく、ほんとに最後までまともな顔のままだったな。ふつうは首相なんてやってるとどんどん顔が、面の皮が厚そうになってくるのに。変わらないのは宮沢さんとかの系譜かね。
ただ、実務能力には優れてそうではあるけど、たしかに地味だし、ふつうすぎてプロパガンダには向かない顔ではある。アイコンにはなれないというか。麻生「太郎ちゃん」のが、よくもわるくも個性的だ。
それはそうと、最近のタブロイド(たぶん日刊ゲンダイ)の見出しは、あれなんだったんだろう。ちょっとかわいそうだった。
電車の中で向かいの席に座る人が読んでるのを見ただけだけど。すごいなあ(けなすのは伝統なのかもしれないけど)、「ボケ」とか「老化」とか。もうちょっと建設的な批判は言えないんでしょうか。叩くものがないから、とりあえず首相個人叩いとくってのは、あまりにも無駄が多くてみてられない。