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クオリティが高めで安定してる

荻原浩の(たぶん)最新刊を読んだ。

愛しの座敷わらし

愛しの座敷わらし

荻原浩は『オロロ畑で〜』から読んだんだけど、芯に変わらない部分がある。どこかに希望があるというか。決して嫌な気分にさせない。


微妙に関係ないけど、最近、荻原浩以外にも、角田光代佐藤多佳子森絵都梨木香歩綿矢りさ奥田英朗などなど、高校時代にはじめて自分から積極的に小説を読むようになったころに読んで、おお!と思ってた方々が芥川・直木の両賞の対象になったり、注目されたりして、かってにうれしがってます。

極端な例だと、綿矢りささんのときには、図書館の司書さんに「綿矢さんって次の作品がでないけど、いつかぜったい芥川か直木を取る!」と言ったとたんに取ったので、他人事なのに悦に入ったりしました。

あと川西蘭が「セカンドウィンド」シリーズでがんばってらっしゃったり、児童文学系の作家が一般向けの小説でかっこいいのを出したり。ジャイヴとかが、最近ちょっと鳴りを潜めてた人たちとか作品の方へ、うまくいま十代の読者を誘導してる感じなのも、みていてうれしい。なんというか、はげまされます。なんかポプラ社も以前とは違う方向へがんばっててかっこいいし。

そして、こういう、ここに挙げた方々って、やっぱりなんだかんだいっても、もともとクオリティーが高い作品を出し続けてる。今後もそうだろうと確信できる。だから大変勝手なお願いだけど、ぜひ書き続けてほしいし、これからも新作を読んでいきたい。

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