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ワープロ「書院」のフロッピー読み込みはまだ可能か

 このWindows 8の時代に、SHARPワープロ「書院」WD-C10のフロッピー読み込む方法を調べてみた。これ、親戚からの依頼なので、手許にワープロの現物がなく、僕にとっては雲をつかむような話なのだが、一応まとめたので、ここに掲載します。

 大雑把に分けると、2通りの手法があることがわかった。

  1. ワープロ本体でプレーンテキスト(.txt)ファイルに変換する方法と、
  2. パソコン用の専用ソフトで、書院のフロッピーを直接読み取り、Word形式に変換する方法

である。

※2つの手法ではどちらでも、フロッピーをパソコンで読み取るにあたって、パソコンにもFDDが必要になるが、最近のパソコンはついていないので買う必要がある。FDDの価格は下記の通り。もちろんFDD内蔵のパソコンであれば当然買う必要はない。
(FDDフロッピーディスクドライブ。フロッピーディスクを読み書きする機械=FDD)

コスト見積もり

まず、それぞれの手法のコストを説明する。

  1. ワープロ本体でプレーンテキスト(.txt)ファイルに変換する方法:
    • FDD代金: 5,863〜10,266円
    • ワープロ側に「文書コンバート」用のメニューがあるらしい(無料)
  2. 専用ソフトで書院のフロッピーを直接読み取りWord形式等に変換:
    • FDD代金+ソフトの合計: 16,053〜11,299円
    • ソフト: 「リッチテキスト・コンバータ20パーソナル」@10,190
    • ソフト: 「コンバートスター セレクト 17」@11,299
  3. (SHARP純正のソフト「Power 書院」というものがあるらしい。SHARP製の古いパソコンに添付されていたらしいが、現在ワープロ本体以上に入手困難。無理)

 2の値段はソフト1つとFDD 1つの合計なので、組み合わせで異なる。
 FDDの値段の違いは、読み書き速度の違いだろうか。
 しかし速度に関しては、実際文書ファイルがどのくらいの容量(フロッピー何枚)なのかわからないので、果たして3倍速、4倍速がありがたいかどうかは何とも言えない。FDDの枚数が1桁くらいならどうでも遅くてもいい気がする。

 それにしても、オウルテックの高い方には、あっさり中古部品だって書いてあるのにこの値段で、本当にびっくりします。あと、いろんなメーカーの基盤が混じってるので、必ずしもソフトが動くとは限らないとか(「コンバートスター」のページより)。
 IO-DATA製の機種は中古が1,500円くらいからあり試してもいいかもしれないが、FDDの動作検証なんて、きちんとしているのか心配なんだよね。3モードというちょっと特殊なタイプなので(2HD/2DDの他に、NEC PC-98xxシリーズ系とかの特殊なFDDが読めるので「3モード」っていうんだっけか?)。それと、古いので、メーカーのサイトにはWindows XPまでしか動作状況が載っていなかったりするのです。

以上がコストの話。以下では、手順などについて簡単にふれます。

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