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「やおい」ってそういう風にも使うんだ…(よしながふみ『あのひととここだけのおしゃべり』後半戦)

すごくいいタイミングで読んだ(よしながふみ『あのひととここだけのおしゃべり』) - nikki-daのつづき。
羽海野チカよしながふみより「だいぶ」年上だということを、このたび知った。もっと若いかと思ってたので意外。ただ、たしかにとても描きなれてる感じというか、絵が安定してるイメージはあったので、さもありなんと、思わなくもない。
でももういちいち引用してると切りないんで、後にまわして…。


前から思ってたんだけど、よしながふみは、頭がいい。というか、すごい考えてる(って前回もいったな…)。


あと、「やおい」の用法・意味にはいろいろとバリエーションがあるらしいね。おれ「エロがメインのBL=やおい」なのかなーと思ってたから。「やまなし・おちなし・いみなし」(by 手塚治虫が駄目なマンガをこういったらしい)っていうぐらいだからさ、やま・おち・いみをとっても残るのって、強いていえばエロか?というだけの勝手な解釈だったんですが。


べつに男同士ではなくても、描かれるのは対立的な関係なのに、たまに利害が一致すると共犯になるとか、こまったときだけは…みたいなのを「やおい」だと。「におう」というらしい。ちなみに、長嶋有が『ぼくは落ち着きがない』asin:4334926118に、一度そいう視点を持ってしまうと、あらゆるキャラ同士の関係に関してそういう判断がいちいち下されるようになるという旨の文章を書いてる。


よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

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