だまんです。

プログラミングや写真や本や読書会のことや、日常のこと。

サービスか、コンテンツか

[広告]

(だいぶ前に下書き保存してわすれてました。)

結局, 貨幣経済ではあるんだけど, システムがもっとダイレクトになって, 物々交換のような形で貨幣が動くようなシステム, マージンが少ない世界というのが, 僕は無駄が無い世界で素敵じゃないかと思っているわけです. 間で莫大な搾取が行われてしまう故に少数精鋭なメディア露出システムが作られてる面があると思ってて, それがダイレクトになることで, 間で儲けてた人には申し訳ないですが, 多くの人が情報発信して少なからず利益が出る. そして多くの人が情報発信することによってマテリアルとして流通する物以外, つまりマテリアルを持たない「情報」に対して, クオリティの向上とロングテール化が進むんじゃなかろうかと.
("家賃滞納の恐怖 / トピックス / お金のこと / 今までの感謝と今後のお願い - Ego ex Machina"(http://b.ehl.jp/?p=3718))

いきなり真っ向から対立するみたいだけど、俺はむかしから複製可能なものにコスト以上の料金をはらうのが、いまいち納得いかない。
というか、物質的裏付けのない経済なんてありえないと思ってしまう。
だからマテリアルへのコストとして支払うのはわかるし、または労働に対する対価を、受益者がワリカンではらいましょうというのは、わかる。

なんなんだろう。共産主義者なのかもしれない。無自覚に古典的に。
別にコモディティー化しちゃった(クリエイティビティがない)なら、さっさと無料にしろ! 国営化にしちまえ! というわけでもないんだけど。

あるいは、純粋なデータの対価としてでも、すぐ腐る食べ物だったらいいようなところがある。差し入れだ。しかし、コンサートチケットのレベルを超えるような現金だと抵抗がある。貨幣には賞味期限がないからか。

継続可能に「暮らせるかどうか」を考えるときと、「儲かるかどうか」を考えるときで、お金の性質がちがって感じられるのか。

よくわかんないけど。完璧には肯定しがたい。

経済システムとして

ちょっと話がずれるけど、インターネット越しにやりとりすると、減衰しないし、地理的距離とほとんど関係なく伝わる。情報とか経済の波が、「波及」するとかいえるようなレベルを超えて、通信速度を律速として、人の追いつけない速さで動き出す。それが怖い。
もちろん現状でも、一部のマーケット、たとえば外為の取引とかはほぼリアルタイムらしい。ただ、それをただちにタイムラグなしにそのまま現金として使えるほど、いまのところ金融市場は生活や実体経済(?)に密着はしていない。実体経済の方はそんなには流動性が高くなれないのかもしれない。

しかも、経済活動にはフィードバックがかかってるらしいが、そのフィードバックのしかたによって、高周波成分がカットされたり振動を減衰させたりして安定することもあるけど、悪ければ発散するかもしれない。あまり強いフィードバック(レバレッジ)をかけるのは、賛成できない。
だいたい、貨幣なんて流動性が高過ぎるとそれはそれで扱いに困る。だれも価値を保有できなくなってしまうのではないか。

うーん、「間で儲けてた人」ってのが気になるんだな。基本的に、「間で儲け」てない人はいない思うから。みんな間にしかいられない。

つまり、管理なしのマーケットはやばいと思うけど、でも経済を管理しようとすると、結局相応のコストがかかる。で、その相応のコストというのが「マージン」なんじゃないかと思う。

農家とか原油のくみ上げみたいな、地面にかかわる一次産業でさえ無から有を産み出してはいない。結局は太陽エネルギーや貯蔵された太陽エネルギーをどう取り出すかってことだ。価格決定はマーケットの作用で行われるけれども、結局、関わった人々へは名目上は手間賃として支払われるんでしょそれ、と。マージンじゃない。

コンテンツをベースにしたビジネスは富の一極集中を招く可能性が高く非常に不安定である。経済活動の主要な部分が、そういう不安定な要素で占められているという状態は、目指すべきものなのだろうか。
実際、本当に純粋なコンテンツを産出できる人ってあんまりいない気もするから、もしかしたら杞憂なのかもしれないけど。
あるいは、平均すると1人あたりのコンテンツ産出量なんてとても少ない気がするから、それに金を払っても、だれも生活できないかもしれない。そんな状況では払われたお金が手間賃(マージンあるいは時給)なのかコンテンツの対価なのか微妙な感じがする。

あと、また別件ですが、「極端にロングテール化したもの」というのだって、それで儲けようと思ったら、集めてなんぼでしょ。「ゴミ」でも一山単位でなら「資源」になる。なので、ともかく集める。で、その集める仕事をしている、AmazonとかGoogleとかにマージンとられるわけですよね。彼らもサービス業だから。
ロングテールって、サービスベース、マージンで動く経済ってことじゃない?

結局、コンテンツベースなのか、サービスベースなのか。どちらがいいのか、とか、それぞれどんな特徴があるのかとかみたいなことを検討しなければ確かなことは言えないのかもしれない。

ただ、ひとつ言えることは、たぶんコンテンツとサービスそれぞれの経済規模のバランスがとれたポイントで経済は成立するだろうけど、でも、それって、いまと同じじゃんということ。
システムの運用方法はかわっても、ある商品の対価を、手間賃の成分と、クリエイティビティの対価の成分にわけて、それぞれ分配するって意味ではいまやってることと同じだ。そのときの手間賃とクリエイティビティの比率もそんなにかわらないという気がする。

Creative Commons License ©2007-2016 IIDA Munenori.