Jaguarの絵がド派手
スパコンのTOP500で、2位になった「Jaguar」の側面の絵が、すごい(センスもすごい…)です。
あと、今回の結果を見ていて思ったのは、全体では相変わらずIntel製CPUが多いものの、上位だけ見るとAMDががんばってきてるようだということ。この分布は、一時期、Intelが上位を席巻していた名残なのだろうか?なんか中途半端に追い抜かれた連中、たとえば東工大「TUBAME」もそうだけど、それが中位あたりに溜まっているように見える。あるいは、成功したプロジェクトをスケールダウンしたようなシステムもいるのかもしれないけど。
それから最近は「PS3に採用されたアーキテクチャの高性能版」みたいに表現されるらしいですが、POWERシリーズも生き残っているね。(個人的に、Linpakなどの勉強をしたときに例に出ていたので、なんとなく愛着みたいなのがあるので。)
まだまだ?なのか、むしろこれからなのか?
MacがPowerPC(POWERのサブセットだったよね?)のアーキテクチャから、Intel系に切り替えて以来、POWER系の製品はコンシューマ向けには命脈が切れてしまったように思われてますが(というかおれはそう思っていましたが)。
しかし、アーキテクチャの授業で配られた「PLAYSTATION 3」のスペック表で知ったのですが、それ見たら、あれ…と。「コンシューマ向け」という括りだと、主流派からすんなり外れたわけじゃないのでした…。一応、PowerPC そのものではなくて、これはこれで一応別の「Cell」という規格ですが。
とはいえ、POWERに関しては、なんかもうこれが最初で最後の「普及版正統派RISC」になりそうだなというイメージは変わりません。勝手に言ってるだけですが、現実的に、どっちがいいとかじゃなくて、全体的にRISC寄りになって垣根が崩壊しちゃいそうなので。
それにしても、クラスタ系同士の競争って、どうも世知辛い気分になるなあ…。もちろん通信のボトルネックも大きな課題でしょうけど、やっぱりまずマシンの数(コア数)を揃えられなければ、参加さえできないわけで…。