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タクシー、恵比寿、北京ダック

恵比寿の界隈はほぼ歩いたことがなかった。ほぼ初・恵比寿であります。
(語感が非常におめでたいが、なにか別の意味になりそうだ。)



そして、ブービートラップ。唐辛子がふんだんに使われた激辛餃子による無差別テロ。

ひぃっと途切れがちな声と、皿と皿のぶつかりあう音とが混ざりあう。
惨状を見た第2陣の人々は、これを食べるのかと泣きじゃくる。
各々の口から火が出ているのが見えるようだ。極彩色の地獄絵図。

お酢を取り皿にいれて飲むと結構ましになるといわれ、まじで試す人も。
このとき我々は唐辛子の前に生ビールは無力であることを知ったのであった。

って、バイト先の飲み会での話です。


北京ダックが名物らしい。北京ダックも、初めてだった。
まるごとの北京ダックを、目の前で切りわけてくれる。
1羽3千円強と意外にお安いので、注文量がすごかった。
20人ぐらいで、ダック5羽分ぐらいとってなかったか?


でさ、おれだけ、大先輩の社員さんにごちになってしまったんだなこれが。同学年の社員も結構いるのに申し訳ない。渋谷のセルリアンから恵比寿の中華料理店に満員のタクシーでいったのだけど、それも、どこからか手が伸びて来て払っていただいたし。


只(ただ)と書いて、


(ろは)と読む。
おお、恵比寿っぽい。渋谷系だぜ。ビットバレーだぜ。イェイ。


そうそう、解散しつつ恵比寿の駅まで、Kさん(30代・女性)という人と
「ほらっ端によって!…なんか引率の先生みたいね」
「帰るまでが飲み会です。ってことですね」
「あ、常磐線状態?」
「なんですかそれ。」
常磐線って、ボックスシートとかで晩酌する人がいるの」
「へー常磐線ユーザなんですか」
「ううん。ぜんぶ聞いた話。なんか、友達が常磐線の方に多いのよねー」
と歩きながら、かみ合うようなそうでもないような会話をしたんですが。

まだ飲み足りない一団を見ながら、
「ま、僕は帰りますけどね。バイトですし」
とおれがいった流れで。Kさんがふともらした一言。
「わたしも会社だけどね。
 まあ、でも、(飲み過ぎて会社に来れないような)
 そんなやつ、いらないけどねー。あははー」
Kさんに、親会社であるCA本社には「先回りして、飲み会の翌日は午前休になる制度」があるらしいと聞いたことがありますといったら、知らないとおっしゃる。まあ、確かに、ぐだぐだになるよりは、午後からバチっと揃った方が効率いい部署は、そうしてもいいかもねーとおっしゃってたけどね。

というわけで(?)じつはやたら気さくなことが判明したKさんですが、よく考えたらなにげに雲上人なのす。うちの役員さんなのDEATH!
たぶんあの中で一番えらい人。

ってゆうか明らかに冗談だったけど。
一瞬背筋顔面ピキーン。な、季節外れの(超個人的)ホラーでした。


そういえば、おれのいたテーブルは男性陣ばかりだったので、
「あそこ(隣りのテーブルのおれの真向かい)の赤い服の人美人ですねー」
などとうっかり漏らしたら。ふつうに
「じゃ、こっち呼ぶ?」とか。ないから。

それで終わりかと思ったら、帰りの山手線ホームで本人に伝えるし。止めたけど。まじびびった。というかあそこで止めても雰囲気は気づくだろうけど。まあ、ほんとに冗談になったけどさ。うっかりおれがスウィサイドアターックなテロさせられるところだったじゃん。

一瞬頭部ぶっしゅーん。超個人的テラー。
(ほんとさ、高専卒のオタ、なめてんじゃないですよ。どんだけ一般人に耐性が無いか知ってんのか!ってんだ。)


唐辛子餃子のせいで胃の中はいまだ熱いし、ほんと季節外れに熱い夜だった。


さ、寝よ。
もともと午後出な上、大して飲んでもいないのに遅れたら、それこそ冗談にならないしな。

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