文中でときどきぶつかる「であります」が、気になるのであります。
- 作者: 松井今朝子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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しかし、なんとなく近い部分があるのではないかと感じるよしながふみの「きのう何食べた?(1)」と比べると、「だし」をどうするのか、という点において、決定的に文化の差を感じます。それが何によるものなのか。年齢なのか、世代なのか、年齢なのか、環境なのか、は、わからないけど。
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/11/22
- メディア: コミック
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かつお節やら昆布やらからだしを取ることが、まず選択肢として浮かぶか。それとも、最初から「そばつゆ」などでやっつけるのか。そういう違い。
というか、そもそもある種の料理においては、「『だし』を使用する」という発想の有無という根本的なレベルで違う。使わないと言う選択肢が結構あるんですよね、それも結果として大きな差を生んでいる。
ちなみにうちの母は、たしか松井今朝子と同い年なのですが、『今朝子の〜』に載っているレシピと母のレシピを比べたり、『今朝子の〜』を見せて聞いた感想を聞いてみると、やはり近いと感じるそうです。
なんか、だしが多少うすくても「そういうものだ」と思えるような味覚というか。
少なくとも、このタイプに飯を作ってもらうと、明らかにグルタミン酸ナトリウム(=調味料(アミノ酸等)=「味の素」)の摂取量は、違うと思う。
まあ、「味の素」(100g当たり12.2g/食塩相当31.0g)だろうが「ウェイパー」(同14.9g/37.8)だろうが、ナトリウム過剰に気をつけてさえいれば、だからどうという話ではないわけですが(嗜好の問題なので)。