なぜかCDレビューに
5.22
白身魚の蒸し焼き、だいこんのぬか漬け、ご飯。
母、数独にハマる。
5.23
挽肉とあしたばうどん。
金曜に医者に行き忘れたのが効いている。
母、数独にさらにハマる。この人、俺なんかより研究者向きだと思うよ、マジで。集中してる時間が異様に長いし、わざわざ問題を書き写したりする作業も厭わないし。(映画にハマると同じものを毎日毎日数ヶ月観続けるし、抗議してもやめないし。ハウルはいまや悪夢だ、ハウルと聞いただけで暗澹たる気持ちになる!)
ふと思ったこと。iPhoneはメール以外のコミュニケーションに興味がない人には、魅力が理解できないかもなあ。
…それはともかく、ちょっと聞いてくださいよ!
ふと例の、コンチェルトなのに邦題がオーケストラ!な、(僕の周りでは)話題の映画*1で使われて最近話題の曲でもあるし、と。図書館で、イツァーク・パールマン、ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管の「チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲」のCDを借りてきた。で、きいたんだけどね!
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
- アーティスト: パールマン(イツァーク),メンデルスゾーン,チャイコフスキー,ハイティンク(ベルナルト),オーマンディ(ユージン),アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団,フィラデルフィア管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: CD
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テンポ指定が今まで聞いたものとぜんぜんちがくて、びっくりした。
ソロはゆーっくりたぁーっぷり歌い上げ、テクニカルでメカニカルなフレーズはさらっと速く、緩急がかなり極端だ。これにはちょっとカラヤンのあとにフルヴェン聞いたとき並に古臭い印象を受けた。
しかしヒステリックになりがちなところをそうならず、抑えた音色で、数えきれないくらいの複数の音色を、見せつけるかのように使い分けこれでもかと叙情的に歌って見せ(そういうとき、オケは軽く合いの手を入れる程度の伴奏に徹しているである)、それでいて難しそうなフレーズはさらっと引いちゃう。さすがとしかいえない。
げー、くどいよー眠くなるんだけどーとか思いつつやはり引き込まれるものがある。
ヴァイオリンってそれぞれの弦や弾き方ひとつごとに、こんなに違った音が出るのかと、感心してしまった。
そもそも僕は、カラヤンみたいな構成や機能としての華やかな感じ、優美な感じが(ありゃ、お耽美なんだそうですが!)好きだから、これ、参ったなあと。この解釈に慣れてなくて違和感が先行する。ただ、あれやあれを、ヒステリックに聞かせないためにはこの位の遅さは必要なのかもしれないとも思う。
なんとも、これは悩ましいものを手に入れてしまったものだ。
と、もう一度聴きながら書いてたんだけどさあ!なにあの美しいフィナーレ!
なんであの厄介なフィナーレが、あんなに流麗に華やかに弾けるのさ!
ああ、なんて悩ましい。ほめるべきかけなすべきか…。