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だまんです。

プログラミングや写真や本や読書会のことや、日常のこと。

うちも新聞とってないなあ

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Kindleって売り上げの70%をピンハネすんのか。書籍の印刷コスト程度なのかな。
とりあえず、新聞にとっての環境が厳しいという意味では、Kindleで電子化してもいままでと大して変わんない感じなんですね。そのうち潰れてしまいそうだという意味で。

著書によると、ニューヨーク・タイムズの月額配信料は14ドルに設定していて、読者104万人全員がDXにシフトしたとして1億7500万ドル(14ドル×104万人×12ヵ月)となる。同紙の編集コスト(取材から印刷、宅配)は年間2億ドルとされているものの、DXでの配信で製造と流通コストを削減できるので採算ベースに乗ることができる。ところが…アマゾンはテナント料(マージン)を70%も取る。…購読者を3・5倍にしないと採算ベースに乗ってこないのである。しかし、これが可能だとニューヨーク・タイムズ経営陣が踏んだからキンドルへとシフトしたのだろうけれども…。
※記事引用:佐々木俊尚著「2011年新聞・テレビ消滅」(文春新書)


ただ、個人的には以前から、編集部門を切るしかないのかなと考えていたので、紙面というプラットフォームを失うのはやむを得ないという気はする。
現場の取材能力はもともとギリギリなのではという印象があるし、取材のために動かせる人数を削ってしまったら、なんのための新聞かわからない。見聞きしたことを書いているという、ソースに対する信用を保てないのではないか。
もちろん、通信社経由をベースにして、取材能力は基本的には残さないという方法も考えられるが、それでは独自色が出にくいので、何社も併存するのは難しいと思う。とくにスクープのようなものは、事前に目をつけてから取材するものだと思うし。


なので、「紙面」を失うというのはある程度やむを得ないだろう。(というか、個人的には結構どうでもいい。)

問題はさらに根深い。紙面という独自のプラットフォームを失った新聞社が世論形成への影響力を保てるかどうか。人々に訴求する新聞のチカラは、紙面から湧き上がってくる見出しや記事、写真なのである。訴求力を失った新聞は単なる記事のプロバイダーにすぎない。

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