花(武島羽衣作詞/滝廉太郎作曲)
花
春のうらゝのすみた河
上り下りのふな人か
かいのしすくも花とちる
眺めをなににたとふへき見すやあけほの露あひて
われにものいふさくら木を
みすやゆふくれ手をのへて
われさしまねくあを柳を
錦おりなす長堤に
暮るれは昇るおほろ月けに一刻も千金の
なかめをなにゝたとふへき
羽衣謝?孟?書?*1
上記はhttp://www.aurora.dti.ne.jp/~ssaton/river/kototoibasi.htmlを参考にしたが、無題ドキュメントの武島の肉筆をもとにした歌碑の画像と比較し、一部表記を変更*2した。
それにしても、掛かりうけというのだろうか、前後の行とのゆるいつながりがとてもいい。
ちなみに、これ載せるのって厳密には著作権法違反かも…。
*1:最後の3文字は画像からは判読不可
*2:「かいのしすく」の部分は「しつく」となっていたが、歌碑の画像をみたところでは「す」の「春」由来の変体仮名のようにみえるので「す」とした。同様に「なにに」の2つ目の「に」は「われにものいふ」の「に」と同一の、「爾」由来のものであるので、「ゝ」ではなく「に」にした。