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僕僕先生

仁木英之/薄妃の恋

薄妃の恋―僕僕先生

薄妃の恋―僕僕先生

仁木英之僕僕先生』の続編。
1作目のあの終わり方は、「おしまい」って感じがしてたので、続編が出たのは正直意外でした。というか、ぶちこわされたらどうしようと失礼なことも考えたわけですが。
だいじょぶ、そんなことはありませんでした。
関係ないけど、この「僕僕」って、もしかしてもろにツンデレなのでは…?と、いまさら思い当たった。遅い?
で、そのツンデレ&下僕系コンビのほのぼのとした、ラブコメ的な面がどうも好みらしい自分を発見したりして、あらまあ、と。僕僕にごっそり心中を読まれちゃっても、うれしさを感じるようになったという「王弁」くんに共感したり。
しかしいろんなしかけがあるけど、ラブコメとして読むと、本当にまったくラブコメじゃんか!
ラストとか…。
ひさしぶりに単純ににまにまして、どきっとして。楽しかった。
ツンデレな上にロリなんじゃないかと、じぶんが心配になりましたけどね…。

梶尾真治/穂足のチカラ

スーパーマン・穂足(ほたる)ちゃんと、いまいちぱっとしないその家族。どんくらいスーパーかというと…ほんとにすごいですよ。しかも、この物語自体にも、穂足のと同様の「チカラ」が備わっている。
この価値観・意識の持ち方の話は、やや説教臭いと思われるかもしれないけど。個人的には、こういう駄目になり方はいやというほどよくわかるのだ。
しかし現実的には、チカラはそんなに簡単にもらえないし、放っておくと消えてしまうかもしれない。だから、じぶんで作るしかない。というか元々持っているものを、曇らせないようにしないといけない。そこにも努力がいる。

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