ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015、3日目
(今週のお題「ゴールデンウィーク2015」)
5月4日(祝)に、『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015』の3日目に行ってきました。場所は東京国際フォーラム、テーマは「パシオン(PASSIONS)」。ただ、「祈りのパシオン」「恋のパシオン」「いのちのパシオン」のカテゴリがあったんだけど、いまいちピンとこないというか、参考にはしなかった。
チケットは公演ごとでした。ロックフェスティバルでは、出入り自由で1日分のチケットを買う感じのところが多いみたいですが、LFJは単に全席指定のコンサートが一度にたくさん開催される感じなので、観たい公演すべてについて入場までにチケットを買っておく必要があります(例外的に一番大きいホールAだけは1日通し券もあります)。
今回初めて参加したけど、ホールAの音響は正直言ってよくない。そもそもアコースティックで5千人は大きすぎて無理があるのかもしれないとも思う。東京国際フォーラムという名前からしてクラッシック専用ではないはずだから、やむを得ない面もあるのだろう。ステージ両脇にはなんと映写式のスクリーンがあり、クラッシックのDVDかロックコンサートを見ているようだった。
続きを読むエスノ研: P. カリフィア『パブリック・セックス』読書会第1回
エスノメソドロジー研究会(通称: エスノ研)が連続して3回程度に分けて行う予定のP. カリフィア『パブリック・セックス』読書会の第1回が7月8日(火)、早稲田大学戸山キャンパスで開催され、全部で16人くらいの参加が集まりました。僕、飯田も参加しましたが、大変エキサイティングな読書会でした。
まず、少しだけこの本のタイトルについて書いておくと、「パブリック」っていう言葉には、どうも独特の含みがあるようだ。ここでは単に「公衆の面前でのセックス」といって想像されるものを表しているわけではない。たとえば、北米やイギリスでは、ある時代に、いわゆる「ハッテン場」みたいな場所も、公共の場所であるから、セックスをしてはならないというような規制ができたそうだ。そして肝心の、何がパブリックで、どこからが性的な行為なのかということに関しては、行政が恣意的に決定するという例が挙げられている。
また、関連して出てくる単語に「バスハウス」(bath house=(公衆)浴場)というものがある。これも文中によく出てくるが、正確なニュアンスがわからない(どう考えても銭湯じゃないんだけど)。読書会でみんなが言っていたことを総合すると、会員制のサウナかなにかがある「ハッテン場」ではないかということになった。そして、「パブリック・セックス」の主要な規制対象のひとつがこのバスハウスだということだ。これは「性行為や裸を見ても・見られても構わない不特定多数の人たちが来る場所」は、第三者がいるのだから「パブリック」であるという論理だそうだ。
つまり、この『パブリック・セックス』というタイトルは、そういう「プライベート」と本来の意味での「パブリック」のあわいに生きている人たちの存在を表していると理解した。
僕はこのタイトルの意味がわからなくて、この本の各記述が一体何のためのもので、どうやって受け止めたらいいのか、I章が終わるくらいまで、さっぱりつかめずに本気で悩んだので、蛇足かもしれないがこういう解説を書いてみました。(しかし、こういう文化の面では、もう少し訳注や翻訳が親切でもいいのにと思う。)
- 作者: パットカリフィア,Pat Califia,東玲子
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いまTwitterのプロフィール欄を見なおしたら、主催団体のエスノ研というのは大学生に一般人も混ざっているインカレサークル、のようで、僕が思っていたより若い人が多かったです。そもそも、僕は勝手に10年くらい経っているサークルだと思っていたので、勝手にびっくりしてました。
僕がここ数回(数ヶ月)参加している「コンテンポラリー読書会」はほとんどここのイベント経由で来た人ばかりなので、前からエスノ研にも行ってみたいとは思っはていたのですが、どうも雰囲気や内容がわからないので、果たして僕が行って、邪魔にならないかしらと二の足を踏んでいたのです。
でも、今回は、テーマ(書名)が提示されたイベントだったのと、ちょうど他の読書会を見てみたいと思っていたので「読書会」の文字に惹かれて、参加してみることにしました。
突如としてバーベキューをやった。
7/6(土)に鵠沼でバーベキューをしてきました。
で、例によって、読書会は2次会までが本番です、みたいな感じで、近くのマクドナルドでダベりました。
隣の浜(片瀬西浜)は、海面にサーファーがびっしり浮かんでいてすごくびっくりしました。
さて、今回もいくつか本を持っていったので、それらについてご紹介しておきます。
表のテーマが「バーベキュー」なら、裏テーマは「浜辺で読みたい本」です、みたいな感じでお題がありまして、僕は、床に積んであった本のタワーから、上の方にあってぱっと目に入った、
の4冊の文庫本を持っていきました。
「BAD KIDS」の2作品は千葉ですが、海の近くの物語です。
『海がきこえる』は、タイトルに「海」が入っていますが「BAD KIDS」と違って、もうちょっと都会的で、砂浜というイメージではありません。ただ「単に好きな本」でも構わないってことだったので、いいかな、と。
「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」
先日、読書会のメンツで東京国立近代美術館(北の丸公園)に行ってきました。現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションよりを見ました。
それなりに印象に残った作品もあっはずなのですがあまり思い出せなくて、全体としての印象を述べますと「いつも思うのですが、今回も「すごいけどこれがなぜ数十億円もするのか」って思いました。美術は本当にわかりません。」という感じになってしまいました。
風流を解さないって感じがして、こう言うのはいやなんですが、僕、昔から芸術はよくわからないのです。これでも、小学生のころに3年間ほど美術教室にも通ったし、中学の美術は先生ウケだって悪くはなかったんだけど……。
それと、いつもはこんな無粋なことを美術館帰りに言いません。僕にもその程度の知恵はあって、他の状況なら「うん、そうだねー。すごかったねー」もありだろうと思っています。ただ今回は読書会がからんでしまったので、やむをえず「わっかんなーい」って白状した次第です。分からないのに分かったふりをして議論をするのは、僕には無理だなと思いまして。
ちなみに、文学や音楽ならもう少しマシなんですけどね。あるいは同じ「絵」でもイラストレーションとかマンガだとわりと露骨に好き嫌いというものがある。でも、ジャズやクラシック音楽も、実際、なんか違いがよくわからないのが多いし、なんというか、ポップなものしか分からないってことなのかもしれないですね。
そういえば、そういうわけだから例外的にアンディ・ウォーホールはおしゃれには見えるんだけど、それだけではあの値段は説明できません。
そして、たぶん一番印象に残っている展示物は「ウォーホル」と書いてある札でした。「ウォーホール」と覚えていた作家が「ウォーホル」って書いてあって、「さいきんはこう書くのかー」とか思ったのが印象に残っています。これ以外忘れてるって、いかにも駄目な感じ。
ミーティングでも(コミュニケーション手段として)言語を特別視しないほうがいいって言われた記憶があるんだけど、むべなるかなって感じ。だって僕自身が言語(ロジック)以外解さないんですもの。
第18回文フリに行ってきた
第18回文学フリマが5月5日、品川区の東京流通センターで開催されました。
僕は15時到着と、だいぶ遅くなっちゃって、終了までのの2時間でばーっと、なんとか全部回ったという感じだった。そういうわけで、とくに誰かにご挨拶ということもなく。じつはネット上でフォローしている方が、3組ぐらいおられたのだけれど、顔バレしてるアキティベのブースに「どうもー」って短く挨拶して、あとのブースでは手短に購入だけさせていただいて、ご挨拶は遠慮させていただきました。どうも申し訳ないです。
みなさんなぜか客あしらいが丁寧で、すごいです。ありがとうございました。
事前に印をつけたブースを直線的に回っただけで終わっちゃった。回りをキョロキョロする時間的余裕がなかったのはちょっと良くなかった。たとえば10カ所程度買って他には全く興味がないとかいうのでないかぎり、あんな時間から行くものではないなー。
途中、財布が空になったので建物内の変なところにある、ゆうちょATMへ。まあ、いま数えたらフリーペーパーなどを除いても50冊以上買ったらしくって(無料だか有料だったか思い出せないものがあるので誤差があるが)、そりゃあ何の準備もしてなかったら財布も空になるわ……って感じ。
それにしてもなんで、同人誌とかフリマって金銭感覚がおぼつかなくなるのだろうか……。
前回行った文フリって、蒲田の大田区産業プラザPiOでやったやつで(09年5月の第八回: 文学フリマに行ったのだ - nikki-da)、なんと、もう5年も前なのであった(!)。
それと比べると、今回は倍くらいの広さに、倍くらいのサークルが入ってたわけで、もっとのどかで、サッと全部見て回れるイメージだったからびっくりした。隔世の感がある、というやつだ。
じつは前夜に嫌な予感がして、めずらしく一夜漬けで全サークルをチェックして、当日のぞきに行くサークルを70カ所まで絞り込んでおいたのです。(コミケでもコミティアでもやんなかったのに。) それでもまだ多すぎると思うのだが(主に金銭面で)、現地で全600以上のサークルをチェックするよりはぜんぜんマシである。フロアマップに丸つけておいて本当によかった。
ところで、なぜか位置表示(「A-01」みたいなやつ)を確認できるところ(張り紙とか)が少なくて、最初のうち、ちょっと慌てた。「A、B、C…ア、イ、ウ…」はまだ覚えればいいわけだけど、特に数字部分はブースの看板にはめったに書いてないので、端の方から歩きながら「いち、にー、さん、し……」って数えるしかないと思う(あるいは僕が気づいてないだけで、みなさんはもっとスマートな方法をご存知だったりして……)。いや、でも、まあ要はあせって回る方が悪いのです……。
じつはこの記事書くにあたって、戦利品を自慢しようと思って、著者・タイトルのリストを作ったんだけど、まだ表紙しか見てないようなのも結構あり、そういう状態で紹介するのはどうだろうと思えてきたので、載せるのやめておきます。
それにしても判型別に区分けしつつ、表紙や奥付にある発行元や著者名を一冊一冊ながめていくと、世の中には僕の知らない作家がこんなにたくさんいるんだな……と厳粛というような境地に達してしまったのです。僕自身がストーリーを作るのが苦手だからかもしれないですが、みんながみんな、全然別なものを書いてるわけで。上手く説明できませんが。
DBCLS"牧場収穫祭"
統合データベース講演会: AJACS本郷6(AJACS17) "牧場収穫祭"
http://motdb.dbcls.jp/?AJACS17
にいってきました。
へろへろ(あるいはべろべろ)になりつつ居座ってしまった…。
たのしかったです! ありがとうございました!
以下、手元の手書きメモをがんばって打ち込みます。保存をかねてここに。
30分くらい遅れてしまって、坊農さんの枠をまるまる聞き逃してしまったのは痛かった。
- データベースカタログ @jj0c_0jjjさん
- (途中入室。)
- Q.DBの「品質」って?→A.かんたんな説明文さえついてないようなものもあり、それでは使づらい。というようなこと
- Q.他言語のDBを、翻訳して提供することはしないのか→A.考えていない。むしろそれらへの窓口となるような
- @wakutekaさん「データベースカタログ・横断検索を維持する仕事」
- 自然言語処理×DBCLS @syou6162さん