Kangertech SUBTANK Plus
KangertechのSUBTANK Plusを買いました。他のSUBTANKは持ってませんが、コイルは共通なので、味はだいたいSUBTANK MINIなどと同じはず。MINIやNanoとの違いは、7mL入るという点。
タンク底部のエアフローは調整可(小さい穴、ふつうの穴、スリットの3段)。
付属するコイルはTC用が1つ、通常のが1つ、リビルダブルのが1つで、僕はそのうちのTC用を使っています。
味については、個人的にはAspireのTritonやAtlantis(どちらもTCコイルを使用)よりも味が濃く出る印象。
デメリット:ジュルジュルしてくる
デメリットとしては、2時間くらい使い続けていると、吸った瞬間に「ジュルッ」と音がするようになり、さらに無視して吸い続けると、半日も経たずにリキッドが口の中に上がってくるようになります。
どうもKangerteachのコイルは全体的に供給スピードが速い傾向にあり、高出力(高ワット数)で吸わないと、あまってしまう模様。
(「供給スピード」:コイルの外側(タンク)からコイル内側(空気の通り道)へ、脱脂綿を通って染み出るリキッドの、時間あたりの量のこと。僕が勝手になづけたもの。正式名称はたぶんありません。)
この状況を表現する「ジュルり」や「ジュルる」という用語もよく見ます。例えば下記の記事などが参考になります。
vapech.com
対策
こうなったら、エアフローのどこかにたまっている余分なリキッドを除去するしかありません。MODから取り外し、とりあえず紙ナプキンかティッシュなどで底部を包み込み、ドリップチップ側から息を吹き込んで除去するのが手軽でしょう。2、3度、全力で「フーーッ!!」っとやるとだいたい除去できるはず。
この程度でもジュルッっとした感じはなくなります。
とはいえ、これだと完全な除去はできないので、家にいるなら、水道水にタンクを浸けて洗っちゃう方が簡単かもしれません。洗うときは底部のガラスと金属の境目あたりまで、数秒間水道水に浸けたあと、ティッシュなどでタンク底部をつつみ、強く息を吹き込んで水気を飛ばします。ついでにタンク全体に流水をかけると、表面の汚れもとれて一石二鳥です。
(僕は、水に浸けたあと、さらに飲み物をストローで吸うように軽く吸って(水が上がってきます)、ペッと吐くという方法を取ることもありますが、これだと、リキッドが口内に入るので、誤飲の危険性があり、安全面からはまったくおすすめしません。)
水とリキッドが混ざってしまいそうですが、僕の味覚ではわからないレベルなので気にしないことにしています。
中国からのスウェーデン郵便(Direct Link経由PostNord)が22日かかる。遅い。
DirectLink沿革
香港やシンガポールから「cylindrical battery」(円筒形電池=機器に内蔵されていないリチウムイオン電池やリチウムポリマー電池)を日本に送るには、規制のゆるいPostNord社傘下のDirect Linkを利用することになる。
PostNordは、スウェーデン郵便局(Sweden Posten)が民営化してできたPosten ABと、デンマークの郵便事業が合併して、ひとつの持ち株会社PostNord ABの傘下に入ったものだ。最終的にはPostNord Sverige ABという名前になっている。今年からブランド名も「PostNord」に変更になったとか。「Nord」は北欧とかスカンジナビアの意味らしい。しかし、Nordだがノルウェーは入っていない。
スウェーデン郵便はDirect Linkのブランドで1986年から順次海外に進出していて、これもPostNord社にも受け継がれている。現在グループの子会社が米、豪、シンガポール、仏、独、英、香港(深圳)などにある。Direct Linkグループは主にオンライン通販業者向け("E-tailers")相手に商売をしているようで、主に通販業者などからの郵便物を引き受けているようだ。
ふつう、郵便を出すには現地の郵便局に預けるしかないわけだが、「民間」の運送会社として一度スウェーデン国内に運び込むことによって、PostNordの扱いにすることが可能になっているのだ。つまり荷物を横取りしているわけだ。よくも、発送元である中国の郵便局が怒らないよな……と思う。
配達の記録をみてみても、郵便物はすべて一度スウェーデン国内に持っていっていることがわかる。そこのターミナルで区分し、(おそらく)通常のスウェーデンやデンマーク発の国際郵便物と同じルートで、配達先である日本の郵便局に送っているのだ。
マルメのターミナルで11日待たされる
しかし、このようにユニークなサービスをしているDirectLinkだが、実は非常に遅い。どうも、このどこかにボトルネックがあるようなのだ。
追跡情報を見ると、具体的にはスウェーデン第3の都市マルメーにあるらしい国際ターミナル(MALMO UTR/MMAH, Sverige)で、11日間程度待たされているようなのだ(「MALMO」はマルメー(Malmö)なのだろうが、「UTR/MMAH」はよくわからん。)
一体どれだけの分量の荷物を仕分けしているのか知らないが、税関を通さなければならない日本の川崎東郵便局だってそんなにはかからない。
そして、11日待たされたあとやっとどこかの空港へ運ばれる。
マルメーにはマルメ空港というのがあるが、日本へは定期便の就航がないので、国境を越えて運ばれ、コペンハーゲンの空港を経由しているのかもしれない。マルメーとデンマークの首都コペンハーゲンのあいだには、海峡をわたるエーレスンド橋(Öresundsbron)というのがあるのだ。コペンハーゲン空港へアクセスがいいという(Wikipedia:スコーネ県)。こっちからは、日本への定期便がある。
飛行機に載ってしまえばこちらのものだ。数日で届くだろう。
Aspire Pegasus + Triton + Ni200コイル + Eleaf IMR 3100mAhバッテリー
じつはちょっと前からタバコを電子タバコに切り替えています。
最初はJoytec eGo ONEを買ったんですが、ついつい興味本位でTC付きのMODも買ってしまいました。
そこで、今回は、喫煙者がニコチン摂取用に電子タバコを利用することを想定して、最近使用しているタンク+MODなどを紹介します。
そう、きょうび喫煙者というのは肩身が狭いし、喫煙習慣を他人に広めようとも思わないのであんまり公言しておりませんが、普段はJPS(タール11mg)を吸っていました。
※なお、下記ではI=V/RとかP=IVとか[mg/mL]とか、中学生程度の理科の知識は特に解説せず使用しています。
なんか色々書いたけど、こっちのが参考になりそうだなあ……。というページを見つけてしまった…。
具体的な選び方などはこっちのが参考になります。:
http://vapersclub.info/?page_id=102vapersclub.info
www.globalchk.com
MODの種類
電子タバコ本体(コントローラと電池の部分)はMODと呼ばれ、いくつか種類があります。
- メカニカル型 (基本、電池直結)
- 可変電圧型 (variable voltage, VV)
- 可変電力型 (variable wattage, VW)
- 温度制御型 (temperature control, TC)
の主に4種類があって、下にいくほど複雑で高機能になります。
今回買ったAspire Pegasusは4番目の温度制御型で、温度を設定するとコイル温度をその温度に維持してリキッドを加熱してくれるというもの。
TCはコイルがNi200 (ニッケル)製かTi (チタン)製じゃないと動かないので、タンクを買うときに併せて専用コイルを買う必要があるかもしれません。
いま使ってるもの
実は他にも何個かMODやタンクを買っていますが、キリがないので、とりあえずいまメインに使ってるセットだけ載せます。
ちなみに、電子タバコを始めるのには最低限、
- タンク(クリアロマイザ)
- MOD
- 電池
- リキッド
は必要だと思う。
英語のサイト(USA、中国、香港など)では普通に本物(例:Authentic Aspire Tritonなど)と偽物(例:Triton styled 〜など)が売ってますが、タンクは漏れるといやだし、コイルは味を左右するので、僕はいまのところ本物を買ってます。
MODやタンクは専門店や日本の通販でも買えますが、ニコチン入りEリキッド(Eジュース)だけは日本の薬事法の関係で、個人輸入するくらいしか入手方法がないです。ここが一番のハードルかもしれません(もちろんニコチンが入ってないものは普通に専門店、Amzon、楽天などで売ってる)。
- (本体+電池セット) Aspire Pegasus MOD + Aspire 18650 IMR 2500mAhバッテリー ¥8,640
- (タンク) Aspire Triton clearomizer $25.38 (約¥3,042)
- Aspire Triton用Ni200コイルヘッド×5個入 ¥2,500
- (Eリキッド) halo製 30mL @$19.99 (約¥2,395)
- 「TRIBECA」 ニコチン18mg/mL (※2)
- 「voodoo」 ニコチン18mg/mL (※2)
- (計:約¥16,577)
※価格はサイト・店舗により結構違います。
※2:リキッドの選択は僕の好みによる(詳細は下記)。
- MODは新宿のサイケデリックガーデン実店舗(http://www.pipe-m.com)
- その他機器はFastTech(英語): https://www.fasttech.com/
- リキッドは
- E-CIGDO(日本語・海外): https://www.ecigdo.com/
- VAPECHK(日本語・海外): http://www.globalchk.com/
などで買いました。
※一応フルセットで載せましたが、これからはじめる方にいきなり全部買えというつもりはなくて、たぶん
- Joytec eGo ONE(電圧とかの調整がなにもできない)などのMOD、タンク、電池を含む1万円弱くらいのセットか
- または、VW(variable wattage=電圧調整可能)なスターターキット
を買うのが安く、入手性もよく、いいのではないかと思います。今のところTCは性能が不安定で、改良の途上なので、VWのMODのがコスパ高いと思われます。上に紹介したCHKの店長さんのブログなどが参考になります。:
図書館で出会った本たち
※この記事は、はてブロの今週のお題「人生に影響を与えた1冊」について書いたものです。
学生時代、比較的たくさんの本を読む生活をしていたので、あまり「この1冊」というのはないのだけれど、いくつか浮かんだ中で、僕の基本的な考え方の癖に一番影響を与えたという基準で1冊を選んだ。
宗田理の『ぼくらの七日間戦争』だ。
元祖ラノベのような感じで、小学生から高校生くらいのファンが多かったようだ。大抵どこの図書館に行ってもあった。
僕は小学校高学年のころに読んで、体制を疑うくせがついた。権力を持つ人々、主流派の人々の言うことを常に疑うようなくせだ。
今はさすがに主人公たちほどナイーブな思想は持ってないけど、それでもなんとなくマッチョな思想になじめないあたり、いまだに影響下から抜け出せていない。
- 作者: 宗田理
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1985/04
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 327回
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果たしていまの子供たちがこれを読んで共感できるのかは正直俺にはわからないが、90年代前半、僕が小学生のときはまだ携帯もなく、ぎりぎり戦前生まれの先生もそれなりに残っていて、結構共感できたのだ。
ただ、今の時代、この本にうっかり共感してしまうと、結構肩身がせまい思いをするだろう。力の強い者の言うことを素直に聞けなくなるからだ。読むなら覚悟してほしい。もしはまってしまったら、あきらめるしかない。
*
ついでに選ぼうか悩んだ他の候補も載せておきたい。すべて高専入学以降に読んだ本だ(中学時代はプログラミング関係以外あんまり本を読まなかったので紹介できるものはない)。
- 作者: 川端裕人
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2002/05/10
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 34回
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- 作者: 長野まゆみ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2014/08/23
- メディア: 文庫
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- 作者: 竹内真
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2005/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 竹内真
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/09/28
- メディア: 文庫
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それから、ちょっと専門的すぎて一般向けではない本だと、結城浩の本には強く影響を受けた。一般向けじゃないという理由ではじいたが、もしかすると直接的な影響という意味では一番かもしれない。
実は、僕はこの頃ちょっとプログラミングから離れ気味だったのだが、Javaという革新的な言語と、オブジェクト指向に触れたことでプログラミング熱が復活したのだ。いまだにプログラミングを続けているのは、たぶんこの本と父のせいである。実はこの2冊は父にもらったのだ。父はプログラミングをしないのだが、ある種の哲学書や物理学のブルーバックスのように読んだようだ。
- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 7回
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- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2012/11/16
- メディア: 大型本
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- 作者: 結城浩
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/08/26
- メディア: 大型本
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最後に、このころ読んでおきたかった本として、池田晶子の『14歳からの哲学 考えるための教科書』を紹介しておく。
- 作者: 池田晶子
- 出版社/メーカー: トランスビュー
- 発売日: 2003/03/20
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 117回
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まあ、実際のところ、しょっちゅう図書館に行って面白そうな棚の前をうろうろしていると、出会うべき本はいやでも目に入ってくるものだ。だからこんな記事なんてなくてもいいんだけど、俺自身がそのうち忘れてしまいそうなので書き留めておくことにした。もし万が一誰かの参考になれば幸いだ。
自然にGTDらしいタスク管理が出来る無料アプリDoit.im
- Doit.im http://doit.im/ja/
これまでAppleのリマインダー、WunderlistでGTDをしてきたが、1年くらい前にDoit.imに移行し、このアプリに落ち着いた。
このアプリのいいところは、特に工夫しないでも素直にGTDができることだ。また、タスク登録も素早くできる。
途中でToodledo、Remember The Milk、Swipes、Evernoteと連携するタイプのアプリなどにも手を出してみたが、所要時間の見積もりを設定しないと不便だったり、「いつかやる」「次にやる」「指定日にやる」リストが並列になかったりとか、プロジェクトの概念がちょっと違うとか、コンテキスト(場所)の指定がしにくいとか、見た目が気にくわないとか、なにがしか欠点があって、挫折した。
あとまともに試してないのはOmniFocusだけだけど、あれはどう考えても無料では使えないので、ここでは除く。
Doit.imは中国杭州市にある会社が開発元で、やや日本語の翻訳がこなれていないという欠点があるが、一応日本語で使える。GTD用語は日本語版の書籍に準じているので、GTDの本を読んだことのある人なら使い方はすぐにわかるだろう。
機能的には、GTDの本(デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』(二見書房、2008))に出てくるような機能はすべて過不足なくそろっている。
パソコン用アプリはPRO版専用だが、ウェブ版のUIが十分高機能である。たとえばD&Dで、複数のタスクのコンテキスト、期日(いつか、次、連絡待ち…)、プロジェクト、コンテキストの切り替えができるなど、十分な機能がある。タスクの追加時に「@コンテキスト名 ^時刻 #プロジェクト名」などのように入力すると、自動補完が働いて一発でタスクのメタデータを設定できる。
課金しないとGoogle CalenderやiOSアプリとの同期が1日に1回しかできない(しかもアプリは手動)という制限があるが、僕のように夜のうちにパソコンで明日のタスクを調整し、日中はiPhoneからのみ利用するパターンであれば、まったく問題ない。
ちなみに、有料のPRO版は
- $2.00/月
- または、$20.00/年(年間で$4.00 off)
である。
PRO版では、タスクのなかにサブタスクを入れられる機能も使えるようになる。1階層分のサブプロジェクトのような感じで、必要ならプロジェクトに昇格させることもできる。
課金したとしても上記のようにこの手のアプリのなかでも安い方だし、その意味でもおすすめだ。
- Doit.im http://doit.im/ja/
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2008/12/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 127人 クリック: 1,493回
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ひとつ上のGTD ストレスフリーの整理術 実践編――仕事というゲームと人生というビジネスに勝利する方法
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2010/11/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 12人 クリック: 209回
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ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2015、3日目
(今週のお題「ゴールデンウィーク2015」)
5月4日(祝)に、『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2015』の3日目に行ってきました。場所は東京国際フォーラム、テーマは「パシオン(PASSIONS)」。ただ、「祈りのパシオン」「恋のパシオン」「いのちのパシオン」のカテゴリがあったんだけど、いまいちピンとこないというか、参考にはしなかった。
チケットは公演ごとでした。ロックフェスティバルでは、出入り自由で1日分のチケットを買う感じのところが多いみたいですが、LFJは単に全席指定のコンサートが一度にたくさん開催される感じなので、観たい公演すべてについて入場までにチケットを買っておく必要があります(例外的に一番大きいホールAだけは1日通し券もあります)。
今回初めて参加したけど、ホールAの音響は正直言ってよくない。そもそもアコースティックで5千人は大きすぎて無理があるのかもしれないとも思う。東京国際フォーラムという名前からしてクラッシック専用ではないはずだから、やむを得ない面もあるのだろう。ステージ両脇にはなんと映写式のスクリーンがあり、クラッシックのDVDかロックコンサートを見ているようだった。
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